大会長挨拶

この度、第4回日本成人期発達障害臨床医学会 総会・学術集会の大会長を仰せつかりました
聖マリアンナ医科大学神経精神科学教室の小野和哉でございます。

横浜みなとみらい地区にある「横浜ワールドポーターズ」を会場として、令和6年7月27日(土)~28日(日)の2日間の日程で開催をいたします。

日本成人期発達障害臨床医学会は、成人期発達障害に関する診療ならびに研究、そして教育に携わる
医師や研究者、そして関連領域の専門家が集い、本疾患に関する診療等の臨床活動ならびに研究を推進し、発達障害の概念の正しい理解に基づく適切な診断・治療の普及や啓発に取り組むことを通じて、これらの疾患に関する医学および医療、そしてその関連領域の発展と充実に寄与することを目的として、2019年1月に設立されました。

ADHD(注意欠如多動性障害)、ASD(自閉症スペクトラム障害)などの成人期の発達障害に関する診療や支援は、医学の分野においても、一般社会においても、重要な課題となっております。
本学会においては、この分野における診療や研究に精進し、より深い疾患理解に基づいた当事者とその家族に寄り添う治療・支援の指針を示すことを目的とし、この大会で第4回目を迎える本大会は「成人発達障害臨床の展望 新しい診断と治療」をテーマとして開催していく所存でございます。

この分野における診療、研究の進展、普及が適正な治療の受け入れの促進に結びつくと思われ、一人でも多くの皆様にご参加いただけますと幸いです。

謹白

令和6年2月吉日

日本成人期発達障害臨床医学会・年会長 

小野 和哉(聖マリアンナ医科大学神経精神科学教室・教授 こどものこころセンター長)

日本成人期発達障害臨床医学会・事務局 

岩波 明 (昭和大学医学部精神医学講座・教授)